入れ歯とブリッジの結合【コーヌスクローネ】
特徴
コーヌスクローネは自分の歯と入れ歯の両方に加工を施した部分入れ歯です。入れ歯を支える支台歯に金属の被せ物(内冠)を施し、同時に入れ歯にも支台歯(内冠)にぴったり合う被せ物を作成します。
支台歯(内冠)と入れ歯を重ね合わせた時の摩擦力で入れ歯を固定するので、入れ歯が外れにくく安定します。また、入れ歯を安定させるための金属のバネが不要なため審美性が高い特徴があります。
素材
自分の歯(支台歯)と入れ歯の両方に金属の加工が必要です。歯科医院によっては取り扱いの金属の種類が異なります。
メリット
- 入れ歯が安定して外れにくい
- クラスプ(金属の金具)がなく審美性に優れている
- 入れ歯の面積を小さく設計することができ違和感が少ない
- 噛む力が分散できるので残っている歯に負担が少ない
- 噛み心地が良く、自分の歯のように噛める
留意点
- 入れ歯が壊れた場合は修理に時間を要することがある
- 残存歯(残っている歯)の状態によっては適応しない場合がある
- 取り扱っている歯科医院が少ない
監修ドクター
岡山大学 医歯薬学総合研究科
医歯薬学総合研究科・生体材料学分野
医歯薬学総合研究科・生体材料学分野
松本 卓也 教授