入れ歯生活

お手入れに欠かせない、
義歯用ブラシ(入れ歯用ブラシ)をご紹介

お手入れに欠かせない、義歯用ブラシ(入れ歯用ブラシ)をご紹介

入れ歯のお手入れは、自分の歯と同様にブラシを使ったお手入れが基本です。
お食事の後や就寝前のケアとしてブラシを使った清掃を取り入れましょう。

義歯用ブラシ(入れ歯用ブラシ)がおすすめ

義歯用ブラシ(入れ歯用ブラシ)がおすすめ

入れ歯の構造を考え開発された「義歯用ブラシ」がオススメ。
1本のブラシで、入れ歯全体のお掃除から、金具周辺やくぼみやなどの細部までくまなく磨けるように設計されています。
一般的には大・小の2種類の異なるヘッドがついていて、用途に応じてそれぞれ磨き分けることができます。どちらのヘッドも入れ歯のプラスチック素材部分を傷つけないような繊細な毛質で出来ているので、入れ歯をやさしく磨きあげることができます。小さなヘッドの毛先は尖った形状をしています。部分入れ歯の金具の周囲や入れ歯のくぼみなど細部を磨くのに適しています。
一方の平たい形状のヘッドは、ゴシゴシと力をかけて入れ歯全体を磨くのに適しています。
また、サイズは通常の歯ブラシよりも一回り大きく、グリップが握りやすいのも特徴の一つ。
握力の弱いお年寄りにも優しい設計です。

ぬめりは細菌の温床です

ぬめりは細菌の温床です

お口の中を清潔に保つコツは入れ歯のぬめりをしっかりと取り除くことです。
ぬめりの原因は「バイオフィルム」と呼ばれる細菌の膜。
水洗いだけでは取り除けないため、ブラシで機械的にゴシゴシと取り除く必要があります。

歯磨き粉は必要なの?

歯磨き粉は必要なの?

基本的には水洗いでOKです。通常の歯磨き粉は使用しないで下さい。
一般的な歯磨き粉には研磨剤が含まれているため、研磨剤の粒子が入れ歯に傷をつける可能性があります。目に見えない細かな傷から細菌が入り込み細菌が繁殖する可能性があるので要注意です。

監修ドクター
岡山大学 医歯薬学総合研究科
医歯薬学総合研究科・生体材料学分野

松本 卓也 教授